動画配信システムでライブ配信をするのに必要な機材とは?
「自分もライブ配信をやってみたい」と思う人も多いのではないのでしょうか?ライブ配信をするにあたっては、必要な機材がいくつかあります。今回は機材の選び方や、揃えるべき機材をご紹介します。また、忘れがちな回線についても詳しくまとめました。機材を揃えてライブ配信を楽しく行ってください。
ライブ配信に必要な機材
大きく分けて、ライブ配信に必要な機材は3つあり、
・プラットフォーム
・撮影用のカメラ
・録音用のマイク
です。プラットフォームとは、ライブ配信アプリ・SNSなどの動画共有サービスや、ライブストリーミングサービスです。
まずはライブ配信をしたいプラットフォームでアカウントを作るところから始めましょう。ライブ配信自体はカメラとマイクがあれば簡単にできます。SNSを使ったライブ配信では、スマートフォン一つで行うのが主流であり、マイクとカメラが内蔵されたパソコンでもライブ配信は可能です。ただし、スマートフォンは「最低限の環境が備わっている」状態に過ぎないので、質の高いライブ配信をする場合は、配信の種類に合わせた機材を購入しましょう。
ライブ配信に必要な道具の選び方
ライブ配信の種類によって、必要な機材が変わります。配信ジャンルに合わせて必要な機材を確認しましょう。
雑談系
雑談系のライブ配信をするのであれば、映像や音質にこだわる必要がなく、スマートフォン一つでライブ配信をしている人もたくさんいます。しかし、ブランディングを意識するのであれば、アプリによる加工が必要である場合も考え、高性能のカメラを揃えましょう。
ゲーム配信
ゲーム配信は、ゲームの種類によって必要な機材が変わります。パソコンのゲームであれば、パソコンの本体とは別にキャプチャーボードとマイクが必要です。通常のゲーム機を使用する場合でもキャプチャーボードとマイクを用意しましょう。スマートフォンのゲームであれば、ミラーリングソフトとマイクが必要です。キャプチャーボードやミラーリングソフトは、ゲーム画面とゲーム音声をパソコンに出力して配信プラットフォームから配信する目的があります。
音楽配信
音楽配信では、音質が重要です。スマートフォンのマイクではなく、専用のマイクやヘッドフォンを用意しましょう。また、ミキサーがあると他の音とバランスが取れます。楽器を使う場合は、オーディオ・インターフェイスがあると自分の耳で聴いている音と、視聴者が聴いている音にズレがなくなるので快適です。オーディオ・インターフェイスはマイクや楽器の音をパソコンに取り入れるためにデジタル化する機械です。
回線も重要
ライブ配信をする上ではインターネット回線も重要です。ついつい忘れがちですが、そもそも回線が良好ではないと、快適なライブ配信ができません。画質や音質にこだわるのであれば、なおさらインターネット回線も意識しましょう。通信速度が遅いと、映像がカクカクしたり、映像が止まったりするので、せっかく揃えた機材が生かせずにライブ配信をしなくてはなりません。インターネットの通信手段は3種類ありますので、一つずつ解説します。
固定回線(光回線)
最も通信速度が速く安定しているのが固定回線です。動画などの大容量データのアップロードもスムーズに行えます。パソコンを使ってライブ配信をしているのであれば、LANケーブルによる有線での接続をすれば、Wi-Fiよりも安定します。
しかし、固定回線がない人で新しく固定回線を引こうと考えているのであれば、時間がかかると覚えておきましょう。固定回線を自宅で引くには工事が必要であるため、開通するまでに時間がかかってしまいます。申し込みをしてから1か月から3か月ほど見込んだほうがよいでしょう。また、有線接続であれば、ケーブルが邪魔になるかもしれない懸念もあります。
ポケットWi-Fi
外出先で使えるポケットWi-Fiですが、最も通信速度が遅いです。ポケットWi-Fiでもライブ配信は可能ですが、あまりおすすめはできません。障害物に弱く、ポケットWi-Fiとパソコンやスマートフォンの間に障害物があると通信速度が落ちる上、通信容量に制限があるので、あまりライブ配信にてきしていません。視聴者数によってはさらに早い回線速度を求められる上、映像と音声がズレたり、映像が止まる可能性もあります。音声のみの配信や、外でのライブ配信、低画質でも問題ない場合は、ポケットWi-Fiでもライブ配信ができます。
置くだけWi-Fi
据え置き型のルーターは、ポケットWi-Fiよりも速い通信速度でライブ配信ができます。光回線のような工事がないため、購入したらすぐに使えます。ポケットWi-Fiと同様に、通信容量に制限があるため、たくさんライブ配信をするのであれば注意が必要です。
ライブ配信をする上で必要な機材の解説をしました。最も重要であるのは回線であるため、機材を揃える前に回線の確認をしておきましょう。機材を揃えて楽しくライブ配信を行ってください。